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言葉の力
箱○にテイルズとSOを引き込むって営業戦略としては正しいと思うんだけど、ここまでやられると逆に買いづらいんじゃないかな。
─天の声
バイト先のコンビニで、万引き被害の録画映像を見てきたckckです。
一人が店員を呼びつけてもう一人が盗むという単純な手口でしたが、相当手馴れていたようで、手際の良さにそれこそ感服してしまいました。
さてさて。
これは日々言葉いじりに従事している人間の見解なのですが、「万引き」という語こそ犯罪を煽っている主犯格なのではなかろうかなと。
なにせ、行為自体は紛れも無い「窃盗」なのに、それを「万引き」と言い換えるだけで、罪の意識や犯罪への抵抗が格段に下がってしまいますからね。
実際、「窃盗」と言う語には生活に困窮した人間が走る犯罪のようなイメージがありますが、「万引き」にはまるで日常ごとのようなイメージが存在します。
そりゃあ、遊びやゲーム感覚で店の売り物に手を出す輩も増えるでしょう。
この手の言い換えは、なにも「万引き」に限ったことではありません。
「走り屋・チーム」と称することで「暴走運転」への抵抗を薄れさせたり、「援助交際」という概念によって「売春婦」が大量生産されたり、「談合」と表現することで「不正入札」を半合法化したりと、都合の良い解釈が社会のいたるところでなされていますからね。
言葉には、人が持つモノへのイメージを書き換える力があります。
一方、私個人には何の力もありません。言葉を紡いで文章に仕上げるのが精一杯です。
せいぜい、その文章が人のイメージを少しでも良い方向へと導けるよう、なるべく丁寧に書き上げたいところ。
