2008-03

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春と風情と感性と

女性専用車両が実現しているにもかかわらず、男性専用車両が半ばネタとして扱われてるって、女尊男卑以外のなにものでもないよね。
─天の声

 

部屋に飛んでいる羽虫を見つけて、春の到来に気付いたckckです。
桜の開花なんて知ったことではありません。

こんなことを書いてしまうと、「情緒の欠片も無いな」と鼻で笑われてしまいそうですが、別段嘆くべきことではないと思っています。
なにせ、桜が本格的に咲いてしまえば、その木には花見客という団体が群がり、公衆の面前で宴会をおっぱじめた挙句、結局は花など愛でず酒と食事に終始していますからね。
風情の観点からすれば、私も花見客も、大差無いのではないでしょうか。むしろ、桜並木をゆっくりと散歩されたい方々を考えると、後者の方が迷惑な存在のような気もしますし。

加えて言えば、桜が美しいのは、何も春に咲かせる花だけではないはずです。
冷たい北風に耐える小さなつぼみも、花が散った後に顔を出す赤子のような小さな葉も、セミ合唱団の集会場となる大きな幹も、木枯らしに剥かれるか細い枝も。桜は四季に応じて姿を変え、それぞれに異なった趣を見せてくれます。
もし、満開の桜にしか四季を見出せないのであれば、それこそが情緒の欠如だと私は考えます。

 

『国家の品格』によれば、「もののあわれの感性は、日本人がとりわけ鋭い」とあります。
あらゆるものに趣を見出す感覚というものは、西洋においては吟遊詩人クラスの能力なんだとか。

だったら、良いじゃないですか。羽虫の飛行に春を感じたって。

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