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グラフィックとサウンドだけで感動できるRPGは無いだろうし
サブプライムショックに揺れる今のアメリカ見ると、チベットの内紛に更なる火種を撒くくらいは平気でやりそうだから怖い。
─天の声
最新RPGの「面白さ」なんてものは、10年前の作品と大差無いように感じてしまうckckです。
勿論、グラフィックやサウンド面に限れば、目を見張るような向上があるのですが…。
自説の裏づけを取ろうと、ネットの掲示板において時折なされる「FFシリーズの中でどのタイトルが最も面白かったか」という議論をのぞいてみたところ、多く挙げられるのは4〜6であり、稀に7や9が出てくる程度でした。
3以前は知名度が低かった(最近DSで出てますが)がために仕方ないとしても、ハードの売れ行きすら左右するほど成長したPS以降のFFは、売り上げこそあれ人気方面では決して高くないようです。
恐らく、ハード性能とソフトの内容は、二人三脚で前進している訳ではないのでしょう。私自身、FFは5が一番好きですしね。
ではなぜ多くの人は、最新の技術を結集させた作品よりも、10年かそれ以上も昔の作品に魅力を感じるのでしょうか。
この問題について、グラフィックやサウンドが向上しすぎたのがその主たる原因だと、私は勝手に考えています。
グラフィックが向上すれば、キャラクターをより緻密に描くことが可能となり、イベントに応じて様々なアクションを命令することが出来るようになります。また、サウンド面を向上させれば、BGMや効果音の音質が高まるだけでなく、曲数や使い分けるエフェクトの種類も劇的に増すことでしょう。
例えば、仲間が悲惨な過去を語りだすようなイベントシーンがあったとしましょう。
数世代前のハードであれば、ドット絵キャラが俯いてBGMにフェードがかかり、処理にある程度のウェイトが掛かる程度のものでした。
しかし、現在のハードでは、まずは3Dキャラが視線だけ外して頭をかくなどの仕草をし、画面を回想シーンに入れてBGMは専用のものをを流しつつ、その状況に応じて調整した効果音を使用するほど豪勢なモノとなっています。使えるものを使わないのは勿体ないですからね。
このような具合でグラフィックとサウンドを盛り込むと、キャラクターや世界観が一層掘り下げられることとなります。
それは本来歓迎すべきことのはずなのですが…。物語そのものがそこに追いつけるか否かは別問題です。ポリゴンのフレーム数や音質が10倍になったからといって、シナリオまでも10倍の量を用意することは不可能ですからね。
昨今のRPGにシリーズものやキャラゲーが多いのも、そのあたりに理由の一端があるのではないでしょうか。
続編であれば世界観やシステムの流用が利きますし、キャラクターに強烈な個性があれば物語が破綻気味であろうと多少は誤魔化せてしまいますから。
