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価値の裏づけ
日銀総裁の後任人事は未だ不透明だけど、誰がなったところで日本経済が劇的に好転しないであろうことだけは確か。
─天の声
酒とタバコが許されるほどに歳を重ね、世の中を見てきたおかげか、少しずつモノの価値が分かり始めてきたckckです。
特に、趣味の領域の品。
高卒初任給とほぼ同額の茶地にLVと書かれたバックだとか、大型液晶テレビ数台分に相当するアナログ時計だとか。
これらは全く以って、価格と実用性の方面では釣り合っていません。
金銀プラチナよろしく希少性がその価格を押し上げていたり、他の製品を凌駕する実用性を兼ね備えているのであればまだ理解できるものの、前述ブランドのバックや財布は女性なら誰でも所持している程度に普及していますし、時計の方は総合的な使い勝手に限れば高校生の小遣い程度で買えてしまうGショックにも劣ります。
恐らくですが、趣味の品における価値とは『生産したメーカーに対する信頼』によって決定されるものであり、その製品の希少性や実用性と呼ばれるものとはさほど縁が無いのでしょう。
事実、機能や耐久性で劣る偽ブランド品が、それと判明するまではオリジナルと同等の価格で出回っていますしね。(美術品の偽物などもコレに該当)
もっとも、世界に流通している通貨だって、これらと大差ないのですが。
なにせ、原価を考えればそれこそ紙くず同然の代物に、国家という後ろ盾を付けるだけで、他のあらゆる製品と交換することが可能なシステムを構築しているのですから。(偽札問題まで同様に)
要するに、ヴィトンなりロレックスなりといった会社は、民衆から国家と同等の信頼を得ている訳です。
もしかすると、円やドルが没落する近い将来、代価物としてブランド品の先物取引市場なんてものが出来てしまうかもしれませんな。
