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せめて脈と呼吸の確認くらいはしようよ
個人的、ブログ執筆三種の神器。
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─天の声
切れたお茶の葉を補充すべくスーパーで買い物してたところ、目の前を歩いていたおじいさんが、突如積み上げられた商品に突っ込むようにして倒れました。本当に、何の前触れも無しに。
顔面蒼白という訳ではなかったものの、耳元で呼びかけても返事は無く、熟睡でもこうはいかないと言うほどの無反応。素人目に見ても完全な失神状態。脳梗塞など可能性や、倒れた際の打ち所次第では、命に関わる事態ということも十分に考えられます。
私は一も二もなく声を張り上げてお店の方を呼び集め、119番に連絡を入れてもらうよう頼んだのですが…。駆けつけた店員さんの一人は「とりあえず店長を呼んできます」と言い残して再びどこかへ行ってしまう始末。気持ちは分かりますが、優先順位間違ってません?
そんなこんなで店舗の責任者と思しき方がやって来て、携帯電話を取り出した所でおじいさんの意識が戻りました。
「目の前がいきなり真っ暗になったんだけど…もう大丈夫」など口だけは元気そうだったのですが、抱きかかえるように手を貸しても床の上に座りなおすのがやっとの体調だったため、僅か数分で到着した救急車で病院へと連行されてしまいました。
その後の事には関われませんが、高血圧あたりが原因であることを祈るばかり。
しかし何ですね、世間の冷たいこと冷たいこと。
倒れているおじいさんを視認出来る範囲にざっと20人は他のお客さんが居たはずなのですが、実際に足を運んでくださったのは五指で数えるに足る人数だったと記憶しています。逆にお店の方はレジ係1人残してほぼ全員が駆けつけたらしかったものの、誰一人としておじいさんに手を貸すどころか触ろうともしませんでした。
集まった皆がそろって口にしていたのは、「下手に触らないほうが良い」という清潔にして常識的な言葉。
恐らくは、それが正しいのでしょう。
一般的な思考に沿えば、見ず知らずの老人を助けたところで何の益もないばかりか、下手を打って事態が悪化する可能性があるだけ損と言えます。
店側視点に立ってみると、店内で負傷者ないし死者が出た場合に被る不利益を勘定すれば一応は助けざるを得なくなってきますが、応急処置の不手際による責任の所在を考慮する必要があり、気軽に手を出す訳にもいかないのでしょう。
私だって、人並み以上の医学的知識を持ち合わせていることもなければ、責任を取れるほどの人物でもありません。
それでも、(借金以外で)困ってる人を目の前にしたら、助けたいと思うじゃないですか。
無関心を決め込むのは容易いことですし、最初から関わらない方が賢明な判断なのかもしれません。
けれど、そんな人情も何も無い世の中になってしまっては、寒くて寒くて住めそうにないんですよね。
