2007-12

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バックアップに余裕が出来てから顕著

 M-1グランプリよりも、生活笑百科の方が面白いとあえて言ってみる。
─天の声

 

クリアしたゲームであったとしても、データを消去することには抵抗を感じるckckです。
思い入れの強い作品だと、特にその傾向が。


そもそも、ゲームの主人公というものは、仮想世界におけるプレイヤーの『分身』に他なりません。
キャラクターの外見や性格が事細かにと設定されていたとしても、彼らを操作するのはディスプレイの前に座っている私達ですからね。
主人公が正義感に溢れ、星を落とす力の持ち主だったとしても、こちらから働きかけなければ冒険は進まず世界も救われませんし。

逆に、彼らの遭遇するイベントは、私達の『体験』となります。
欝な展開に頭を抱えたり、何かを救えたことを誇り思ったり、悲壮な展開に心を痛めたり。感情移入の度合いによって程度は異なりますが、誰だってこの手の経験はあるはずです。
本や映画に感動するのと同じように、そこに現実と同等のリアリティを感じ取ることが出来れば、ゲームで涙を流すことだって何ら不思議ではありません。


しかしデータを消してしまうと、それらが全て、無かったことになってしまいます。
人知れず救った村も、手をとり戦った仲間も、獲得したアイテムも、きれいさっぱりなくなってしまいます。

確かに、データを消したところでプレイヤーの記憶は残り、私達は体験を得て冒険を終えられることでしょう。
けれど、仮想世界で戦った分身は、ただ失うだけです。手に入れたものから、存在そのものまで。
それがどうにも、不憫でなりません。

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