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三分ゲー七本目のレビュー「TUER」

激辛様のトップ記事からリンクにより、普段の10倍近いアクセス数に度肝を抜かれているckckです。これは、頑張らない訳にはいきませんな。
再び気合を入れた本日の作品はデスポン様作「TUER」。三分ゲーコンテストでは8位と低めの順位に終わりましたが、どんなゲームでも実際にプレイしてみるまでは、その面白さは分からないものです。
堕天使として破格の力を持つ主人公も、堕ちた先の地上で恋人との生活に平和を見出し、幸せな日々を過ごしていました。そこにかつての仲間が現れ、「共に神々と戦い、我らの楽園を奪い返そう」と持ちかけます。主人公はその申し出を断りますが、彼をどうしても戦いに引きずり込みたいのか、無関係であるはずの恋人が誘拐される羽目に。
怒り狂って旧友を問い詰める主人公、何も知らないと答える旧友、繰り広げられる問答無用の殺し合い。その決着が付く寸前に二人の前に現れたのは、なんと「天使」。旧友を処分した彼女は、堕天使達の内乱を誘い反乱計画を頓挫させるのが恋人を誘拐した目的だと語り、主人公を仲間に誘います。が、旧友殺しも恋人の誘拐も、どちらも許すことの出来ない彼は、単身天使に戦いを挑むのでした・・・。
と、長めのあらすじを紹介するとこんな感じになりますが、正直気にしなくてもプレイに差し支えません。エンディングに関係はしてきますが、ゲームを楽しむ上ではあまり問題とならないでしょう。クリアよりはスコアを重視するゲームですしね。
プレイヤーは恋人を誘拐された堕天使そのとなり、モンスターで埋め尽くされた天使の宮殿で大暴れ。うじゃうじゃと沸いてくる無数の敵を、強力な魔法でなぎ払いつつ、宮殿内を探索しましょう。敵の撃破やコンボ数、アイテムの回収具合などで最終的にスコアが出るタイプのアクションゲームです。
基本となる前方攻撃、及び囲まれたときに役立つ周囲攻撃は射程も判定も広く、あまり軸を意識しなくても敵に当たる親切設計。一応、使用に応じてゲージを消費するシステムとなっていますが、回復の魔方陣は多めに設置されていますし、ゲージを消費しない瞬間移動(緊急回避)は際限なく使えます。かなりストレスフリーな作りと言えますね。
加えて、壁の向こうには前方攻撃が通らない・回復アイテムに攻撃が当たると壊れてしまう等の細かな工夫もされていますし、三分ゲーのアクションとしては満足の行くボリュームもあります。
逆に不満を挙げるなら、ストーリーが蛇足と思えてしまうことと、攻撃を受けた際にノックバック(のけぞり)がないこと。
ストーリーは無い方が良いとまでは言いませんが、堕天使と天使の抗争と言った背景をいきなり表現してしまうのは、ゲームを分かりにくくするだけではないでしょうか。思い切ってプロローグでの語りを「堕天使である主人公の恋人が天使にさらわれた」位にカットしてしまい、各エンディングで少しずつ残りを明らかにしていくのも方法の一つだったと考えます。
後者のノックバックに関して。攻撃を当てても敵が下がらないため、固い敵を相手にすると「攻撃→少し下がる→攻撃→少し下がる→攻撃」のような戦法を取ることとなります。これが単体で出てくるのならまだしも、一撃で倒せる敵の中に混ざっていると爽快感の減少を感じずにはいられません。また、ノックバックが無いのは主人公も同じ。敵に囲まれれば袋叩きにされた上、各種ステータス異常もプレゼント。しかもこれがなかなか治らないというおまけ付。
この二つの改良でかなりゲームの楽しさが変わってくると思うのですが・・・。
総合評価は5点(10点満点)としておきます。
敵をまとめて倒すのが気持ちの良いゲームですし、後一歩の工夫が欲しい作品でした。
