2005-12

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ものへの愛着

私は運転免許をとって半年以上経つのですが、いまだに運転に慣れません。車線変更はどきどきするし、右折になかなか踏み切れないし、バック駐車は一発で入らないと初心者丸出し。情けないことこの上なしです。
安全運転は心がけているのですが、どうも技量が付いてこないみたいでして。

そんな私の運転を反映してか車はボロボロ。母→兄→私と2段階のお下がり車なので、全部が全部私の付けたものではありませんが、それでも目に付く傷を数えただけで軽く2桁に達します。つい先日も狭い道で対向車を避けようとして、電柱へ派手にすってしまいました。
・・・ごめんなさい。あんまり安全じゃありませんでした。

まあ流石にそのまま使い続けるのは気が引ける。と言うわけで、ちょっとかわいそうな外見になった自動車を近所の修理屋に持っていったところ、「側面に付いた電柱の傷を直すだけで10万」という見積もりが。
新車ならまだしも私の車は55000キロ以上走ったおんぼろアルト。そんなお金払えません。そもそも手持ちにありません。はじめからずっと乗っていた、愛着のある車だったらまだ違ったのかもしれませんが。

仕方ないのでスプレーを使い、自分で補修を試みました。へこみを元に戻せるほど器用に育っていないので、傷を目立たなくするようにだけの簡単なものでしたけど。
テープと新聞紙で窓ガラスに液が飛ばないようにして、ペーパーを何種類か使って傷を削って、ムラや液だれが無いよう慎重にスプレーをかけて・・・。
と一日悪戦苦闘した結果、元通りとは行かなくても、何とか見られる姿に回復させられました。多少つやが無かったり、へこみが幾分残っていたりと満足の良く結果ではありませんでしたが、十分許容範囲のできばえ。
そうすると、なぜでしょうね。お世辞にも見栄えが良いとはいえない自分の車に、妙な愛着を覚えてしまいました。


今は使い捨てとリサイクルの時代。壊れたら捨てて、それを誰かが引き取るのが世の流れ。良くて誰かに修理してもらうくらいでしょうか。確かに資本主義社会ではこの方が効率的です。
それでもたまには、自分で手を加えて、自分で直して、徹底的に使いつぶしてしまうのも良いかもしれません。それが愛着ってものじゃないでしょうか。

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